野良の黒猫が柴犬と同居するまでのいきさつ

野良の黒猫が柴犬と同居するまでまとめ(ニコ動)
 
2016、春、公園(または公園付近)にて生まれる。
なんでわかっているのかというと親猫に連れられて公園で暮らしているのを他の犬の飼い主さんが把握していたため。
親離れ、子離れした後黒猫だけが残る。親兄弟は近所でたくましい野良猫として生活しているようだ。
元々寂しがりやだったのか、散歩中の犬と飼い主さんのうしろをついて歩く。富士にはあまり関心がなく、にゃあはチワワさんやポメさんのんが好きだった。このころ黒猫にゃあの月齢4,5か月だったろうか?
富士はもともと猫好きで、にゃあをかまいたがったけれど体の大きさのせいか、怖がられてたようだな。
なかなか仲良くなれるわんこさんもおらず、体も成猫にちかくなったころようやっと富士と親しくなったんだ。

このあまったれぶりに、かなりの人々が黒猫を気にかけていた。家に迎えようとした人はたくさんいた。けれど人にかまわれるのは好きでもなかなか触れないし捕獲はさせてくれない。それでもせっせと世話をしていた。
ところが、それを嫉妬されてしまったものか生来のヘタレが原因なのか、周辺のねこからは攻撃を受けたりハブられたりしていた。
大雨で住宅地へ雨宿りに入っても追い立てられる。冬の冷たさ強風も公園で1匹ぼっちで乗り切った。

 
雨風もいじめっ子(犬、猫、人間)の攻撃も公園の茂みにかくれて何とかしのいでいたのだが公園整備でその茂みがほとんど切られ、隠れ場所も雨宿り場所もなくなってしまった。

2017年4月、大きな黒猫に追っかけられ行方不明になる。これは、追われているのを私自身が目撃した。
失踪の間は、にゃあみた?くろちゃんみた?ねこどこ?とたくさんの人が心配していた。


1週間ほどして戻ってきたときには右前脚を骨折していた。
このころ富士の飼い主も捕獲作戦を立てる。梅雨に入るまでに何とかしたかった。
幸いふじとは仲良し。できるだけふじをキャリーをのせて引っ張っていき、富士が出はいりするところを見せる。にゃあにこれは怖くないよとおもわせようとしてたのだww。もちろん人間の思惑通りにはいかないよね。



ところが少し足が着けるかなというときまた失踪、どの人も毎散歩ごとに捜索した。
1週間ほどして、寝る前の散歩のときにダメもとでよびかけてみたら、返事して、どこからか歩み寄ってきた。「生きてたあ」と、どっと安心。
けれど、なおりかけてた骨折もまた悪化していた。そのうえ痩せて怪我だらけ。
還ってきたにゃあをなでくりまわして夜中までついていた。
午前2時、後ろ髪引かれる思いでかえる。ふじはねむねむだったな

次の日の昼、「つかまえたいけどむりだろうなあ」と思いながらもキャリーをもってお散歩へ。散歩途中の飼い主さんが寄って、「キャリーに入れよう、「骨折してるからむり。「また逃げたらどうする」とワイワイ。
すると、近所の会社の猫を飼ってて慣れた人がまたたびで釣ってひょいとキャリーに入れてくれた。
やったあ!88888888。
「骨折と高熱と骨折でぐったりして、暴れる元気もなかった」と猫慣れの人が言っていた。

ということで、柴犬ふじ家の子になった次第。
これが5月の31日。

連れ帰って、動物病院がどこも休みだったので富士のゲージに1日入ってもらう。
一応様子がうかがえるぐらいで布で隠したけれど
さほど警戒もしない様子でたっぷりたべて、のびのびゆっくり寝てた。トイレもすぐ覚えてしっかり出すもの出してた。



さて翌日、朝起きたところで病院へ行く。
体重は4.4kg。
熱を測った。高熱40度越え。
レントゲンをとってもらった。骨がぱっきり折れてた。
血液検査では血小板が少ない目だけれど心配することなし。
ウィルス検査、エイズ白血病ともになし。陰性。これはボッチが幸いしたらしいよ。
あばれることなく、なされるがまま。獣医さんもびっくり。これは甘えん坊ですわ…と認定される。
ノミダニ駆除剤をもらって、10日分の熱さましをもらって家で養生。

ゲージから解放したら、早々に富士に引っ付いていったよ。



10日後に再度病院。熱も平常に戻り、ワクチンを接種。・・・体重は4.9kgにふえる。
「これ以上増やさないでくださいね~」といわれたけれど,MAX5.5までいっちゃったよ。それから5.2に戻り、維持・・・

7月3日には去勢。
こんなこと言ったらなんだが、

まん丸の愛嬌あるお玉さんがしぼんで、う~ん…インパクトがなくなった(笑。


にゃあという名前は公園時代からつけられていたもの。他にも黒ちゃんと呼ぶ人もあった。
家に迎えてからも「にゃあ」にしたのは「なまえはいっぱいある」になるのも猫が混乱するかなと思ったから、
にゃあ でいいよね。